忍者ブログ
就商演劇部の部員によるブログです。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 時をさかのぼること、一年前の春

去年の今頃、演劇部に一人の若者が演劇部に入部してきました。
その名を「沙兎烏君」と言い(君は名前じゃない)彼の話によると、どうやら高校時代からの
演劇経験者(役者)であるようでした。


「高校時代よりも、さらに高みを目指して、向上心を持って演劇に取り組みたいんです!」(沙兎烏談)

と己の意気込みを語っていた姿が印象的でした。


彼の持ち味は、その身体の柔らかさ。

サークル活動時間内に行われる柔軟体操では、部員のほとんどが舌を巻き、また、芝居においても彼の伸びと、バネのあるバランスの取れた動きは、観客を引きつけ、彼の特技が遺憾なく発揮された
結果となりました。


何時しか、人は彼を「噂のルーキー」と呼ぶようになったのでした。


しかし、そのルーキー沙兎烏は、国体ダンスに参加した際、その身体能力の高さを買われ・・・
なんと、ダンス部に引き抜かれていったのです(早!)

夏の演劇公演には参加したものの、ほとんど演劇部とダンス部の間を行ったり来たりしている
状態。早い話が掛け持ちですが、休む間もない過酷な状況下で彼の安否が気遣われました。


やっと彼が演劇に復帰できるようになるまでには、約半年の歳月をゆうに費やしていましたが、待ちに待った噂のルーキーの帰還により、春公演に向けての士気が高まった事は言うまでもありません。

公演には、商大サイドの部員や、ダンス部の方々の協力もあり
そして彼は、無事今回の春公演を演じきったのでした。


春公演も何とか終了し、4月も後半を迎えていたある日のこと・・・
岡本先生と言われる方の、教授就任祝いの席に(まだまだ他にもありますが・・・)自分もゼミの生徒ということもあって出席することとなりました。


その折、噂のルーキーともなぜかバッタリ顔を合わせる事に・・・。


実は、この「岡本先生」という方、ダンス部の顧問でいらっしゃり、当然、ダンス部の方たちもこの祝いの席に出席していたのです。

ゼミ生同士のたわいの無いおしゃべりに花が咲く中、自分はダンス部の方たちとこんな会話をしたように思います。(あまりよく覚えていませんが)


 Y先輩【ところで、新入部員は入ってきたの?】


 自分・【何人か入ってきました。でも、商大側のT先輩が卒業するので、男子部員が一人減
     っちゃうんですよね・・・】


 Y先輩【でも、男子部員なら他にもいるでしょ?】


 自分【勉強に専念したいそうです】


 Y先輩【えっ、そうなの?】


丁度その時、目の前の噂のルーキーと目が合ったので、自分は意を決して、ルーキー沙兎烏君に尋ねました。


 自分【ところで、沙兎烏君。キミは次はいつ頃芝居に復帰できる予定?】


 沙兎烏【そぉーすねぇー。夏にダンスの大会があって参加できませんし、12月には公演があるんで 
      再開できるのは、多分・・・・・・一年後になると思うッス】



 自分【・・・・・・・・・・・・・・・】



 沙兎烏【・・・・・・・・・・・・・・スイマセン】

 
                        (しばしの沈黙)


っという訳で、ルーキー沙兎烏はその実力を直隠しにしたまま大空へ飛び立ってゆく事となりました。果たして、噂のルーキーが、噂で無くなる日は訪れるのでありましょうか?

がんばれ沙兎烏君!今より大きくなって帰ってくるんだよ・・・・。


皆様、未知の可能性を秘めた沙兎烏君の一年後にこうご期待!!

                                       劉皇



PR
※ この記事にコメントする
Name
Title
Text Color
URL
Comment
Password
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
■ コメント一覧
ごめんなさい・・・
その件については皆さんに迷惑をおかけしております。本当にごめんなさい。

「噂のルーキー」は言いすぎですヨ・・・てか誰も呼んでないし・・・身体能力も高くはないし・・・

正直な話、最近僕は演劇においてもダンスにおいても自分の出来なさ加減に嫌気がさしています。諸氷沢、チェリーと同じようなキャラを演じ、特にチェリーにおいては途中で逃げるようなキャラ変更・・・動きも安易・・・思うように表現できない。
自分では「身体性が売り」なんてとても言えないし、かと言って他に何かカラーがある訳でもない(まさに無能)・・・
でも、演劇が好きなんです。最近色々ありまして何故自分は演劇にこだわるのか思い出してみました。コレだけが全てではありませんが、中学生の時(演劇には興味も無かった頃)嫌々連れて行かれた或る演劇の舞台(阪神淡路大震災の中生き続けることを選んだ人たちの姿を描いた演劇だったか・・・)、初めて感動しました。人々に世界を伝え、心を動かしたアノ人たちみたいに成りたいと心の隅で感じていたんだと思います。
でも、実行するような勇気も機会もなく時間が過ぎていき想いを忘れかけた高校二年の春、友達が演劇部に誘ってくれた(その想いを知っている訳ではなく唯偶然・・・)それから少ないながら裏表を経験し、やっと演劇に触れる楽しさを知った。
そして、大学で演劇部に入り興味で国体歓迎演技のダンスをやってみたりしてるうちに結局「何をやっても中途半端」な自分に気がつきました。「このままでは、目の前の目標すら越せない」と感じ、手始めに表現できる身体を手に入れようと考え(諸事情ありつつ)今年はダンス部で一年修行しようと思いました。

この考えと行動は、頑張っている人たちに迷惑をかける形になっています。本当に済みません。
完全に演劇部からいなくなるのではなく裏でも雑用でも何でもします。もっと表現出来る様になります。だから、もう少し時間を下さい。お願いします。
沙兎烏さん / 2006/05/05(Fri) /
そんなことはないと思う
いいや、キミらしくていいんじゃない?
そういう考えが出来てるうちはキミはまだまだ伸びる可能性がおると思います。
これは、自分独自の見方ですが、キミとは自分と何か共通点を感じずにはいられません。キミでいうところのダンス部が、自分には裏方だった訳だし、特に、最近自分の表現方法に憤りをかんじていたので・・・。
今は、休憩時間も必要だと思います。これからもあんばって下さい。
劉皇さん / 2006/05/05(Fri) /
無題
最後の文章間違えた~。
劉皇さん / 2006/05/05(Fri) /
無題
あー良い感じだったのにィ!何でそこで間違えるんですかァ!!(先輩らしいけど・・・)

そうなんですかネェ(悩)・・・思うところ色々ありますが自分なりに頑張ってみようと思います!ありがとうございます♪

最後に余計な事かもしれませんが:前々から先輩が悩んでおられるのは承知しております・・・自分がこんな事言うのはどうかと思いますが→先輩は先輩の好きなやり方で表現すればイイと思いますヨ?(「か○ち」に成らなくとも・・・)その方が素敵ですヨ☆
沙兎烏さん / 2006/05/06(Sat) /
■ この記事のトラックバック
この記事にトラックバックする:
そういえば・・・ HOME 【就商演劇部】 『爆弾少女 ~ Lucy in the sky with Dynamite ~』【06 春 商大】
Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
忍者ブログ / [PR]